最近、テツはよく喋る。と言ってもテレビ出演するワンコみたいに「おはよ~」とかは言わない。
自己主張をするのだ。自我が出てきたのだろうか。
吠える、なく・・・という表現ではちっと違う声を発するのだ。
テツが食卓の上をなにやら捜している。鼻をクンクンさせながらしきりにキョロキョロしている。
そして最後にとうちゃんかあちゃんの顔を見上げて ウワォ~ンアウ~ン と言う。「ここにあったオレのバームクーヘン知らない?」おおよそそんなことでも言っているかのように。
人の目をきちんと見てお話するのだ。訴えているのかもしれないが。
散歩中、体育館の入り口でハンドボールをテツとふたりですわって見ていたら突然膝に前足を乗せてきて ワォ~ンク~ン 「オレもハンドボールやりたい」とでも言いたいのか。
仕事から帰った時はもちろん、近所にやらしいくらい大きな声で ウォ~ンワォ~ン
わかりやすいが、ほんとのところ何が言いたいのか、とうちゃんかあちゃんはわかっていない。
力の限りわかろうとするが、わからない。「どうしたいの?何がほしいの?」聞いてるそばから
テツの頭は次のことに移ってしまっている。諦めが早いのだ。
今度からは、テツがするように首をかしげてやろうかな。いつかはわかり合える時がくるのだろうか。何年か経ったら日向ぼっこしながらお話したいな^^。