夕方散歩に行くまで、ほぼずっと落ち着きがなかったカナたんですが、
「散歩行ける?」と聞くと「もち!」って言いやがるので、仕方なく出かけました。
途中でパニくったら嫌だなぁって思いながらね。
散歩は若干の警戒心はあるものの、まあフツーに走りましたわ。
んで、大魔王の正体が判明しました。
コイツです ↓
井戸を掘っとるんですな。
うちの近所にこのたびイチゴハウスが出来るようで、そこが井戸を掘っとるんです。
カナはこれを見た途端固まって
「あ~~!これだぁ!カナちゃん、コレ苦手やれ」ゆうてその場を離れました。
もうすぐ家だったんですけどね、
「そうだ!遠回りして帰ればいいんやれ♪」ゆうて走ってゆきましたわ。
ついでに大好きな田んぼの畔に寄って思いっきり穴掘りして帰って来ました。
ここがにいさんと違うところ。
カナは要領が良いと言うか、アタマが良い。
にいさんは、こんな機転は利きません。
帰れへんゆうてオロオロするだけ。お坊ちゃまだからね。
ど田舎ってね、静かだと思うでしょ。ところがどっこい、違うんだな。
いつもどこか遠くで機械の音がします。
今なら田起こしのトラクターとか、田植え機とかね。
おまけに井戸掘りの音。
聞き慣れない音なので、コワかったのでしょう。
ちょうどうちからは見えない場所なのでね。
にいさんもデッキで寝ながら時々むっくと起きて鼻をヒクヒクさせてましたから
きっと独特な匂いもしたのでしょう。
カナは正体がわかればもう大丈夫なようでした。
良かったわ。
次ににいさんの散歩に出かけましたらば、
にいさん、井戸掘り現場にいそいそと歩いて行くではありませんか。
どうするんだろ?と思って黙ってついてゆきましたら、
どうやら説教したかったらしく、井戸掘り機に向かって怒っとりました。
でも、機械のガチャコンガチャコンゆうデカい音にかき消されあえなく撃沈。
おまけに工事のおっちゃんに失笑されるという、ね。
「そんなことやってないで、ほれ!散歩行くぞ!」
と引っ張って歩かせましたら、いつまでも後ろを振り返りガン飛ばしておりました。
にいさんらしいわ。
しかし、にいさんの大魔王はいまだに判明しておりませんの。
にいさんのは音ではなくて「匂い」
あれから(2年くらい前だったかな)まったくないんですけどね。
キミらにとって、人間の世界はコワいモノだらけだもんね。
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