かあちゃんにはちっぽけな夢がある。
未来の展覧会__。車で向かうテツ。会場に到着して車から降りる。
一歩足を地面につけると そのまわりの草木がさわさわさわとそよぎだす。
「 テツや 来たったぞ 今日の相手はどこのだれや 」
のっしのっしと歩き出す。四国の風格というオーラを身にまとい、野性味あふれる眼力。
プルプルプル・・体を奮い立たせ、緊張感に見る人までもが固唾をのんでしまう。
かっこよすぎる。休んでる姿もライオンさんみたいだ。
人はみなテツのことを”展覧会荒し”と呼ぶ。
キラキラ光りながら歩く姿にお友達はみな尻尾を下げてしまった__。
なんてことにならないかな~~てっちゃん、がんばろうよお・・
こいつ、聞いてなさすぎ・・・